この家は屋根及び外部の改修が終わっており、小屋組は、現代風に組みかえられており、桁から下の部分での蘇生となりました。
この部分には、ほとんど手がつけられていないので、昔のままのものがそのまま残っており、すべての部屋を蘇生することが出来た建物です。仏間のみに天井を設け、他は吹抜けとし、大きな空間と明るさを持つ部屋としています。
特徴としては、2階の多目的ホールとダイニング・キッチンが手摺りだけの仕切りで、一体となった空間を形成し、より大きく見せているところです。また、現代風な建物から玄関を一歩はいると昔懐かしい空間が広がり、何ともいえない心地よさと落ち着きを感じさせてくれます。客室には、「囲炉裏」を再現していますので、気のあった仲間との酒宴に最適で、時間の経つのも忘れさせてくれそうな部屋となっています。